活動報告

咸臨丸子孫の会の活動や関連の催しについて報告します。
印は、会主催および会員対象の活動です。

2019年 ◎平成31年/令和元年

11月16日(土)
咸臨丸子孫の会歴史ツアー2019
秋の歴史探訪として、幕末の日米通商条約勅許奏請に関わる史跡巡りを行いました。
秋晴れの午後1時、京都の四条河原町に集合した参加者6名は、正井良治幹事の案内により、裏寺町通りを進み、法界寺(徒目付平山謙二郎宿所)~誓願時(奥祐筆組頭原弥十郎宿所)~矢田寺(奥祐筆 立田録助宿所)~天性寺(勘定奉行・海防掛川路聖謨宿所)~本能寺「条約勅許使節本陣」(老中首座堀田正睦宿所)~瑞泉寺(目付・海防掛岩瀬忠震宿所)と予定の史跡を巡りました。
万延元年の咸臨丸渡米のきっかけとなった日米修好通商条約の勅許奏請交渉の幕臣宿所を中心に河原町界隈の散策でしたが、正井幹事の豊富な知識に裏付けされた案内に参加者一同、京都の新たな一面を垣間見た有意義なイベントでした。
約3時間歩き回った一行は、午後4時、旧池田屋跡の居酒屋で反省会を行い、維新前後の歴史話に盛り上がりました。



8月15日(木)
きこない咸臨丸まつり2019に参加
咸臨丸終焉の地、北海道木古内で毎年開催される咸臨丸まつりに参加しました。
例年どおり8月15日〜16日に予定されていましたが、台風10号から変わった熱帯低気圧接近による冷たい強風のため、2日目の行事はすべて中止となりました。
強風に備えて会場も少しこじんまりまとめられ、舞台両脇の日蘭両国旗も今回は掲げられませんでした。
開会式に続いて木古内小中学校吹奏楽部の演奏や歌謡ショーなどが行われました。その後、5台の山車が続くパレードも強風の中無事終了。昼頃まで心配された来客数も多く、午後9時の閉会時まで残られる方も大勢居られました。
咸臨丸子孫の会からの参加は地元の3名、地元以外の2人でした。
この機会に、久しぶりにサラキ岬を訪れてみましたが、駐車場が大幅に拡張され、看板、説明板などの全ての施設が塗りかえられたり、新たにアジサイなどの植栽が加えられるなど、整備が進んでいました。地元の方々のご尽力に感謝いたします。


木古内小中学校吹奏楽部による演奏


サラキ岬
7月15日(祝)
海舟フォーラム2019に参加
東京墨田区のすみだリバーサイドホールで第16回勝海舟フォーラムが開催され、過去初めての梅雨空にもかかわらずほぼ満員の盛況でした。
今回のテーマは「勝海舟の恩送り 〜現代への継続、海舟の託した未来〜」。
海舟が青春時代に多くの先人から受けた恩義を次世代に送り継ぎ、日本の将来を託したいとの思いから、14才の若さで海舟に会いに来た川上善兵衛を励まし、支援したことを取り上げたものです。
高山みな子さん(勝海舟玄孫)の基調講演は、のちに日本のワインぶどうの父と言われるようになった善兵衛について大変熱のこもった講演でした。また、それに続く善兵衛ご子孫の川上洋氏とのトークセッションも、善兵衛の苦労の数々とそれを支援し続けた海舟の関係も知ることができて、大変有意義なフォーラムでした。
咸臨丸子孫の会会員の参加者は5名とその家族4名の計9名でした。


4月16日(火)
徳川家臣団大会2019に参加
静岡市葵区のしずぎんホールで、徳川みらい学会による2018年度徳川家臣団大会と講演会が開催され、幕臣の子孫など約460人が参集する盛会でした(静岡商工会議所、静岡市、静岡新聞社・静岡放送共催)。咸臨丸子孫の会からも4名が出席しました。
講演会は「岡崎ふるさと歴史講座」主宰の市橋章男さんによる「家康公検定に登場した家臣たち」と東大史料編纂所教授の本郷和人さんの「徳川の内務官僚とその出世」でした。


3月24日(日)
咸臨丸子孫の会 第21回総会
平成31年度(2019)の総会が東京都内で開催され、全国から31名の会員が集まりました。
藤本増夫会長の開会挨拶ののち、例年通り、昨年度の活動報告・決算報告・会計監査・今年度の活動計画・予算案の各議案が諮られ、原案どおり承認されました。
その後、懇親会が開かれ、総会終了後に「咸臨丸潜水調査の報告」と題した講演をしていただいた岩淵聡文・東京海洋大学教授と、新たに会員に迎えた3名を含む32名が参加、2時間あまり歓談しました。

懇親会風景
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