活動報告

咸臨丸子孫の会の活動や関連の催しについて報告します。
印は、会主催および会員対象の活動です。

2016年 ◎平成28年

11月20日
片桐一男氏講演会を開催
東京・吉祥寺の武蔵野商工会館で、片桐一男・青山学院大学名誉教授による「勝海舟の蘭学と海軍伝習ー新資料でわかったこと」と題する講演が行われました。今年6月に上梓された『勝海舟の蘭学と海軍伝習』(勉誠出版)にちなんで、咸臨丸子孫の会と幕末史研究会が共同で開催したもの。午後2時から約2時間にわたり、勝海舟の蘭学はどこから始まったのか、長崎海軍伝習所の日課でオランダ語と数学が重要であったこと、糸魚川の清水家資料によってわかったことなど、著書をベースに研究成果を開陳されました。
聴講者は30人余りで、そのうち咸臨丸子孫の会会員が10名、その他関係者が6名でした。

講演会
10月8日
   ~
  11月6日
瀬戸内国際芸術祭にちなむ展示会
2016年10月8日~11月6日、瀬戸内国際芸術祭の秋の部に塩飽本島と高見島が参加しました。
これにちなんで、咸臨丸子孫の会では、9月24日(土)〜11月6日(日)、本島の塩飽勤番所にて咸臨丸子孫の会、20年の歩みと、塩飽の歴史展」と題して、多数のパネルによる展示を開催しました。

展示パネル
      写真:藤本増夫


勤番所の長屋門(この右側の小部屋で展示が行われた)
      写真:大倉信明

7月18日
第13回勝海舟フォーラム(東京・墨田区)に参加
例年どおり海の日に開催された勝海舟顕彰会主催の勝海舟フォーラム2016に参加しました。
午前9時から勝海舟銅像前で来賓・主催者による献花が行われ、その後9時30分から、すみだリバーサイドホールでフォーラムが開かれました。
高山みな子さん(勝海舟玄孫、咸臨丸子孫の会会員)による基調講演に続いて、パネルディスカッションが行われました。パネラーは徳川宗家18代当主・徳川恒孝さん、大久保利通曾孫・大久保利泰さん(泰の字は、上部分が<券>の上部分のかたち)、榎本武揚曾孫・榎本隆充さんという豪華な顔ぶれで、司会は高山みな子さん。お互いに気心の知れた間柄なためか話がかみ合って素晴らしいパネルトークになりました。
今回は13回目にして初めてウォークラリーがありませんでしたが、広い会場に立ち見が出るほどで、来場者の方々は大いに満足して帰られたと思います。咸臨丸子孫の会からは11人が参加しました。

フォーラムの様子
      写真:小林賢吾
4月30日
第18回咸臨丸フェスティバルに参加
例年通り横須賀市浦賀の旧住友重工業浦賀工場で開催された咸臨丸フェスティバル(横須賀市主催)に参加しました。快晴に恵まれたためか例年以上に多数の来場者でにぎわいました。
11時からの式典ではオランダ大使の代理として、これまで度々お世話になったバス・ヴァルクス報道・文化補佐官が献花とともに祝辞を述べられました。パーティでは何人かの会員と旧交を温めていました。
なお耐震基準の関係で工場の撤去が予定されており、この建物での式典開催は今年が最後とのことでした。
パネル展示会場脇に設けられた「咸臨丸乗組員子孫と語り合う場」にはかなり大勢の方が立ち寄られ、胸に名札を付けた咸臨丸子孫の会会員数名と向い合って予定の倍以上の長時間にわたって咸臨丸を話題に語り合い、横須賀市担当者に喜ばれました。
参加者は会員16名+非会員2名の計18名でした。

咸臨丸乗組員子孫と語らう場
      写真:小林賢吾
4月16日
徳川家臣団大会2016に参加
静岡市のホテルセンチュリーで開催された大会の交流会・シンポジウム(徳川みらい学会主催)に、咸臨丸子孫の会から会員9名が参加した。
大会には幕臣の子孫など450人が集い、「平和の礎を築いた徳川のブレーンたち」をテーマとした講演会が開かれ、山本博文東京大史料編纂所教授の基調講演とブレーンの子孫らによるパネル討論が行われた。
ホームページ「報道記事」欄に静岡新聞記事(4月17日付)を掲載してあります。

シンポジウム

夕食交流会  写真:正井良治
4月3日
日本橋・隅田川花見クルーズ
日本橋発着の花見クルーズ。小雨が降ったり止んだりの生憎の天候で、絶好の花見日和とはゆかなかったものの、まさに満開の桜を満喫できた。
日本橋に戻ってからは近くのイタリアン・レストランで昼食。食べて飲んでしゃべって大いに楽しんだ。
会員4名とその他3名の計7名参加。
2月20日
第18回総会
昨年と同じく東京・神宮前のクラブ水交にて開催。中国・四国・関西・石巻など遠来の会員を含め50名が出席した。昨年度の活動報告・決算報告・会計監査、今年度の活動計画・予算案の5議案がはかられ、最終的に原案のとおり議決された。また役員の再任が了承された。
ついで講演会が開かれ、正井良治幹事が「楫取素彦と三吉槙蔵 二人の交流」と題して、昨年NHKドラマで話題となった楫取素彦(萩藩士、群馬県令)と、自分の高祖父にあたる三吉槙蔵(長府藩士、坂本龍馬の盟友)の関係について、詳細なレジメと画像を駆使して講演した。
その後、懇親会が開かれ、2時間弱、和やかに歓談した。会員のほか来客1名参加。

総会

講演会
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