関連出版物

2017年 ◎平成29年


 幕末の海軍
 明治維新への航跡
『幕末の海軍 明治維新への航跡』
神谷大介/著 吉川弘文館(歴史文化ライブラリー459) 2017年12月
◆「海軍からみた明治維新のメカニズム! 太平から覚醒した武士たち」
「西洋の新技術はいかに導入されたか。蒸気船の普及、海軍教育、軍港の成立から戊辰戦争の展開をたどり、明治維新のメカニズムに迫る。」(吉川弘文館パンフレット「吉川弘文館の新刊」より)
◆著者の著作として他に『幕末期軍事技術の基盤形成———砲術・海軍・地域——』(岩田書院 2013年)がある。

 幕府海軍の興亡
幕末期における
日本の海軍建設
『幕府海軍の興亡 幕末期における日本の海軍建設』
金澤裕之/著 慶應義塾大学出版会 2017年5月
◆「本書は、幕末期に江戸幕府が創設した近代海軍、いわゆる幕府海軍の実態を解明するものである。
明治期以降に偏重していたこれまでの海軍研究とは一線を画し、本書では幕末期の海軍建設と、明治海軍との連続性、非連続性に焦点を当てる。
伊勢の豪商竹川竹斎、幕臣勝麟太郎(海舟)ら近世日本人の海軍認識、咸臨丸米国派遣の成果と課題、艦船運用や経費執行の状況、人事システムの構築、第二次幕長戦争における戦闘の様相、明治政府への移管など、幕府海軍の軍事組織としての活動実態を、広範な史料を駆使して明らかにする」
(慶應義塾大学出版会ホームページより)

 佐賀医人伝
ー佐賀の先人
   たちから 未来
  への贈り物ー

『佐賀医人伝 ー佐賀の先人たちから 未来への贈り物ー』
佐賀医学史研究会/編 佐賀新聞社 2017年2月
◆幕末・明治期の佐賀の医人120余人を1冊に集大成(帯より)
◆万延元年遣米使節に随行した医師・川崎道民(1831—1881)について、子孫の貞松和余氏(万延元年遣米使節子孫の会)による略伝を収める。

2016年 ◎平成28年


 勝海舟の蘭学と
海軍伝習
『勝海舟の蘭学と海軍伝習』
片桐一男/著 勉誠出版 2016年6月
◆「蘭学習得の実態を究明」し、「海軍伝習(教授、実習内容)およびオランダ人教官との親交の実態を究明」(出版社リーフレットより
◆第6章「ヤパン=咸臨丸」および「附 勝海舟と咸臨丸関係資料」を含む。

 日本近代化への
まなざし 
『日本近代化へのまなざし 韮山代官江川家コレクション』
江川文庫/編 東京大学史料編纂所古写真研究プロジェクト/編集協力吉川弘文館  2016年3月
◆「江戸時代、伊豆韮山代官を代々つとめた江川家所蔵の古写真コレクション。(中略)日本写真史において貴重なジョン万次郎撮影のガラス原板写真や、下岡蓮杖ら有名写真家の作品、世界遺産の韮山反射炉なども多数掲載」(表紙カバーより)
◆万延元年に咸臨丸で渡米した森田(斎藤)留蔵や肥田浜五郎の明治期の肖像写真も掲載する。

長崎「海軍」
伝習再考 
『長崎「海軍」伝習再考 -幕府伝習生の人選を中心に-』
金蓮玉/著 『日本歴史』2016年3月号所収、吉川弘文館

延遼館の時代
『延遼館の時代 明治ニッポンおもてなし事始め』
東京都公文書館/編集発行 2016年3月
◆明治最初の迎賓館であった延遼館は、旧浜御殿地(現・浜離宮恩賜庭園)にあった石造りの旧幕府海軍庁舎を修築したもの。第1章は浜御殿の成立から幕末の海軍所への転換や海軍庁舎の建設について、豊富な図版とともに解説する。

2015年 ◎平成27年


浦賀奉行所
『浦賀奉行所』
西川武臣/著 有隣新書 2015年3月
◆「幕末の国防・外交・西洋技術の導入に大きな役割を果たした浦賀奉行所の歴史を、浦賀を舞台にして活躍した人々を通して紹介する」(帯より)

「咸臨丸難航図」
を描いた
幕府海軍士官
『「咸臨丸難航図」を描いた幕府海軍士官 激動の幕末での海軍士官の半生』
粟宮一樹/著 文芸社 2015年3月
◆鈴藤勇次郎の伝記。 

2014年 ◎平成26年


『土佐史談』
257号
『土佐史談』257号「中浜万次郎」特集号
土佐史談会 2014年12月
◆万延元年、咸臨丸に乗り組んだジョン万次郎について21編の論考を収録。咸臨丸子孫の会会員の中浜寿治氏の「維新後の万次郎と末裔たち」も収める。

品川から世界へ
サムライ海を渡る
『品川から世界へ サムライ海を渡る -幕末明治の日本と外交使節団-』
品川区立品川歴史館/編集・発行  2014年10月
◆2014年10月〜11月に同館で開催された特別展の展示解説図録。第2章で万延元年遣米使節を扱う。

咸臨丸の絆
『咸臨丸の絆 軍艦奉行木村摂津守と福沢諭吉』
宗像善樹/著 海文堂出版 2014年8月
◆軍艦奉行 木村摂津守善毅の子孫に繋がる著者が書いた咸臨丸太平洋横断の実相に迫る歴史ものがたり

2013年 ◎平成25年


幕府海軍における
「業前」と身分
『幕府海軍における「業前」と身分』
水上たかね/著 『史学雑誌』122編11号所収 史学会 2013年11月
◆幕末の幕府海軍において能力を重視した人材登用(任用方法)を分析。 

塩飽史
『塩飽史 江戸時代の公儀船方』
吉田幸男/著 ゆるり書房/出版協力 2013年10月
◆「江戸時代の海上交通を完成させた塩飽の人々」「弁才船を全国に拡め、北前船から洋式軍艦まで咸臨丸渡米の子孫が描く塩飽の歴史」(帯より)

勝小吉と勝海舟
『勝小吉と勝海舟 「父子鷹」の明治維新』
大口勇次郎/著 日本史リブレット人066 山川出版社 2013年4月
◆「一八〇二年に生まれた親の小吉と一八九九年に没した子の海舟が、二人して明治維新をはさむ一九世紀をフルに生きたストーリーである」(表紙カバーより)

2012年 ◎平成24年

咸臨丸と
浦賀乾船渠
『咸臨丸と浦賀乾船渠』
安達裕之/著 『海事史研究』69号所収 日本海事史学会 2012年11月

2009年 ◎平成21年


小笠原嶋図絵
附録一巻
『小笠原嶋図絵 附録一巻』
小花作之助/著 小笠原村教育委員会/編・発行 2009年3月
◆文久元年、外国奉行水野忠徳一行が咸臨丸で小笠原島に派遣された。その一員として文久3年まで同島の調査にあたった幕臣小花作之助(のち作助)が作成した地誌図譜を編纂・翻刻した貴重な文献。
このページのTOPへ