活動報告
咸臨丸子孫の会の活動や関連の催しについて報告します。
★印は、会主催および会員対象の活動です。
2015年 ◎平成27年
11月23日・
24日 |
★京都歴史ツアー2015
2日間かけて、鳥羽伏見の戦跡と、明治期の京都復興に寄与した疎水とその関係史跡を訪ねた。咸臨丸子孫の会ならではのディープな史跡巡りだった。
1日目は12名で観光タクシー2台に分乗して戦跡をめぐった。城南宮から赤池にかけての開戦の地では、薩摩・旧幕軍の布陣位置や薩軍の初弾の発射位置などを踏査、法伝寺から千両松の地域では地元の人によって東軍戦死者が埋骨された場所、妙教寺では東軍の砲弾で撃ち抜かれた本堂の板壁や柱、御香宮では東軍戦死者の霊名簿など非公開の資料を拝見した。
2日目は、南禅寺金地院で東軍戦死者追悼碑と田邊太一撰の副碑など(非公開)を訪ねた。その後、琵琶湖から京都市内への疎水工事を推進した京都府知事・北垣国道と、その工事の総責任者であった田邊朔朗の両方のご子孫にあたる田邊康雄さん(会員)の案内で、インクラインや周辺の施設や記念碑をたどった。ご子孫ならではの詳細な解説で多くを学んだ。その後、南禅寺水路閣に出て、永観堂や別荘群界隈を歩いた。
また、参加された咸臨丸乗組士官・根津欽次郎のご子孫が、根津の写った古い集合写真を所蔵されているのがわかるという発見もあった。 |
南禅寺金地院の東照宮。この裏手(塀外)に東軍慰霊碑がある。
鳥羽街道「愛宕茶屋」跡の東軍戦死者埋骨地の碑 |
10月24日 |
★日本橋神田川クルーズ
日本橋から神田川・隅田川をめぐる遊覧船のクルーズ。青空に恵まれ、江戸城の石垣を見たり、勝鬨橋近くから海軍操練所跡地を遠望するなど、1時間半の楽しい船旅となった。 |
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8月15日・
16日 |
来年3月の新幹線開通を契機に新たに作られた「みそぎ公園」で行われた。恒例のパレードでは地元町民手作りの新幹線先頭車両の山車も登場した。咸臨丸の山車には咸臨丸子孫の会会員が木村摂津守・勝海舟・福沢諭吉に扮して乗り込んだ。地元以外の会員参加者4名。 |
写真提供=咸臨丸とサラキ岬に夢みる会 |
7月20日 |
例年どおり東京墨田区のすみだリバーサイドホール(墨田区役所2F)で開催。フォーラムの開始前に海舟銅像に献花式があり、会員の榎本隆充さん(武揚子孫)、高山みな子さん(勝海舟子孫)が墨田区長らとともに献花をした(写真撮影=小林賢吾)。
フォーラムは700人定員の会場が満席の盛況。高山さんが海舟と坂本龍馬について基調講演を行ったのに続き、歴史家の安藤優一郎氏による「勝海舟と吉田松陰」の講演があった。会員参加者11名。 |
勝海舟銅像に献花
撮影=小林賢吾 |
5月23日 |
統一地方選挙の影響で例年よりひと月遅れとなったが、従来どおり旧住友重工(株)浦賀工場で開催された。咸臨丸子孫の会ではレンガドック脇の建屋2階の咸臨丸パネル展示に協力するとともに、小林賢吾幹事が「浦賀出身咸臨丸乗組員(濱口興右衛門)子孫が語る咸臨丸太平洋渡航」をテーマにミニ講演を行った。今年は横須賀造船所創立150周年に当たるため、展示も横須賀造船所に勤務した咸臨丸乗組員6名に焦点を当てた。子孫の会の参加者は18名、他に開陽丸子孫の会会員など4名が参加した。 |
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4月16日 |
徳川家康公顕彰400年記念事業として、昨年のプレ大会につづき、東静岡駅前のコンベンションアーツセンターで開催された。交流会・昼の部は好天に恵まれ、他の会の会員とも交流を深めることができた。
本大会は2000人収容の広い会場をほぼ埋め尽くす盛会だった。各家臣団の紹介のなかで咸臨丸子孫の会の12名も紹介された。パネリストの植松三十里さんや他の会から出席した3名も含めると、合計16名の参加となった。
基調講演・パネルディスカッションと充実した大会ののち、交流会・夜の部が徳川慶喜公屋敷跡という由緒ある料亭・浮月楼で開かれた。ここは4年前の子孫の会の静岡旅行の際にもお世話になった。華やかな花火の打ち上げでしめくくられた。 |
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2月22日 |
★第17回総会
東京・神宮前のクラブ水交にて開催。昨年度の活動報告・決算報告・会計監査、今年度の活動計画案・予算案について活発な議論が行われたのち、原案どおり承認された。ひきつづき懇親会が行われた。出席者47名、ほかにオブザーバー4名。 |
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